幽遊白書

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2007/03/06(火)
タイトル:「幽☆遊☆白書」
コミックス版 全19巻
完全版 全15巻
著者:冨樫義博
出版:集英社


私の漫画好き人生は、「幽遊白書」でスタートします。
「幽遊白書」は、単行本ではなく、週刊少年ジャンプ本誌連載で読んでおりました。もう連載終了寸前だったと記憶していますが、 友達と、飛影がカッコイイ、いや飛影よりも戸愚呂兄弟のほうがカッコイイ、などと言い合った記憶もあります。もちろん、それ以前にもマンガは好きで読んでいましたが、特定の作品にこだわりを覚えるようになったのは、この作品が最初でした。

思い返せば、「幽遊白書」連載当時の日本は、80年代の繁栄、バブル崩壊、そしてその後に続くいわゆる「失われた10年」の真っ只中。週刊少年ジャンプのメインターゲットである少年達でさえ、日本経済上昇神話の崩壊を肌で感じ取っていた時代だったと記憶しています。「幽遊白書」はバトル主体の内容ではありますが、繊細でシリアスな雰囲気が、時代の雰囲気と見事にマッチしてしていて、当時の若い読者の感性に強く訴えたのだと思います。

個人的に、あれほど毎週のジャンプ発売が楽しみだったことは、その後あまり経験がないように思います。幽遊白書だけでなく、「ドラゴンボール」や「スラムダンク」といった実力派の超人気連載が同時に載っていて、まさに「ジャンプ黄金期」でした。その呼称が大人たちの過去追慕主義的主観によるものでないことは、1994年に部数が653万部を記録したことを見れば明らかです。2チャンネルなどを見ても、いまだにネタとして利用されているのは、多くはこれらの時代の漫画です。マンガ界における「ベル・エポック」と呼んで差し支えない時代でした。


周知のように、週刊少年ジャンプの読者は、「ジャンプ黄金期」の時代から、少年読者層だけではありませんでした。古くは車田正美の80年代の名作「聖闘士星矢(セイントセイヤ)」からすでに、女性読者層への働きかけが行われていました。その戦略を意識的にとったという趣旨のことを明言した車田氏の発言を、どこかで見た記憶があります。その後の「幽遊白書」や「スラムダンク」では、魅力的なキャラクターが支持されて、「週刊少年ジャンプ」の女性読者層のさらなる拡大の牽引役ともなりました。クラスの中でも、飛影が一番人気でしたし、アニメ雑誌などでも、幽遊白書やスラムダンクの同人誌即売会やイベントなどにおけるファンの熱狂ぶりが、よくレポートされていました。この熱狂ぶりと比較すると、現在のジャンプのファンは、意外なほどおとなしいように思います。インターネットの発達で、表立って大騒ぎをする機会が減ったのでしょうか。

現在では、こうした女性読者層の獲得が、ジャンプ編集における主要な要素・路線となっているようにも見受けられますが、その方向性を完全に決定付けたのがこの「幽遊白書」です。数年後、幽遊白書とともに、ジャンプ黄金期を支えた作品が次々連載終了しました。斜陽~低迷期、暗黒期のジャンプを救ったのは、間違いなくこの路線です。たとえば「るろうに剣心」「ヒカルの碁」「封神演義」「ハンター」など。その意味でも、「幽遊白書」はエポック・メーキングな作品と言えるかと思います。

ちなみに私自身は、別にこの路線を否定したりはしません。集英社のマーケティング路線の必然的結果だと思います。趣味の多様化、出版業界の低迷などが言われるなかで、現在のジャンプは、むしろ健闘しているとさえ言えるかもしれません。

幽☆遊☆白書―完全版 (1)
幽☆遊☆白書―完全版 (1)

冨樫氏の新しい描きおろしイラストで表紙を装った「幽☆遊☆白書完全版」が出た折に、読み直してみました。
やっぱり、戸愚呂兄弟がとてもカッコいい。
仙水も同じくらいカッコいいです。
連載当時はあまり気に留めなかった飛影も、今見ると、やはりカッコイイです。正直、連載当時は飛影の一番人気が全く理解できなかったのですが、今あらためて見ると、何となく納得します。

作者の冨樫氏は、幽遊白書連載の過密スケジュールに精神的に追い詰められていたそうです。「ヨシりんでポン」という本人出版の同人誌にもそのくだりは書いてあります。樹の最後のセリフは、仕事に追い詰められた作者本人の叫びでもあったそうです。
他人事のような言い方になりますが、冨樫氏はそんなときほど本領を発揮すると思います。 この考えは、冨樫氏の二つ目のヒット作「ハンターハンター(HunterxHunter)」を読んで確信に至りました。

ちなみにハンターハンターは、ただいま長期休載の真っ只中です。

▼関連書籍:「幽遊白書」全巻




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すっごく詳しいですねww
すごいです!!
読んでて知らなかったことがわかりましたww
ありがとうございますww

2007.03.14 12:23 URL | たね #JUup68qU [ 編集 ]

どういたしまして~☆
コメントありがとうです☆

2007.03.14 22:33 URL | れびゅう #- [ 編集 ]

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