掲載順位とアンケート主義

掲載順位とアンケート主義に関する記事です。

 
2007/06/06(水)

掲載順位とアンケート結果の関係

さきほど、FC2投票のことを書きながら、ふと思ったことがありました。それについて今から書いて見ることにします。 「週刊少年ジャンプ」の連載作品の掲載順位は、アンケート主義に基づいているといわれています。Wikiを見たら「アンケートの順位は掲載順にそのままの形で現れる」と書いてありました。

投票数は多いはず

これには少し検討の余地があるようです。 まず、毎週編集部に送られるアンケートの量は相当のものだと思います。発行部数が300万部として、その1%としても3万です。3万もの投票があったら、数値はかなり安定するんじゃないでしょうか。視聴率調査なんて、たった600世帯のサンプルをもとにしてるそうです。

掲載順位は乱高下

ところが、実際の掲載順位はけっこう乱高下しています。 ちゃんとした統計知識があるわけじゃないのですが、何万という数の投票結果が毎週こんなに変動するわけがないと思います。むしろ、安定したデータが取れるからこそ、かたくななまでに、アンケート至上主義を貫いているんじゃないでしょうか。アンケート順位をそのまま反映させたら、間違いなくマンネリな誌面になるでしょう・・・。

掲載順位の決め方は?

しかし、かといって、編集者の主観で掲載順位を付けているということも、あまり考えられません。掲載順には、当の漫画家以外も、色々と利害が関わっているでしょう。それに、勝手な主観で順位を決定するのは、企業のやり方じゃないと思います。消費者の好みは大企業ですら読みきれないからこそ、どこもマーケティングに大きな投資をしています。

本当のアンケート結果は?

考えられるひとつは、掲載順位のある一定期間における平均値が、アンケートの投票結果と一致するように操作していることです。ジャンプは人気商売ですので、人気が出なくなったならば容赦なく打ち切りをしていかねばなりますまい。その際の基準は、間違いなくアンケートだと思われます。なので、打ち切り警戒ラインに位置する漫画のファンにとって、アンケートの真の結果は、なにがあっても知りたいはず。

インターネットの検索結果

手がかりの一つは、インターネットの検索結果です。 世の中にはウェブサイト管理者御用達のキーワードチェック用ツールがありまして、それを使うと、あるキーワードの、Googleでの月間検索数が分かります。検索エンジンの検索窓にキーワードを打ち込んで、ヒットするウェブページ件数を調べるよりも、ずっと精度が高い調査ができます。うまく使えば、かなり正確な人気順位を知ることができるかもしれませんが、かなり面倒なのでここではやりません。

もっと簡単に調べる方法はないかと思ってたら、ありました。 ジャンプ公式ページへ行って、「ページのソース」から、上のほうの"Keywords"のところを見てみます。すると、「ジャンプ,最新号,少年ジャンプ,BLEACH,ブリーチ,ONE PIECE,ワンピース,NARUTO,ナルト,・・・」とずらずらと出てきますが、これが多分かなり正確な順位だと思います(全部の結果は、前の投稿にコピペhttp://kenko321.blog92.fc2.com/blog-entry-64.htmlしてあります)。

さて、ウェブサイトを作ったことのある方ならご存知でしょうが、この"Keywords"って部分は、検索でヒットさせたい単語を書く場所です。そして、その順番は、いい加減に並べるのではなく、先頭からヒットさせたい順(=重要な順番)にならんでいます。公式サイトだけに、この順番も何かちゃんとした裏づけがあって決めていると考えられます。アクセス解析を元にしているのか、アンケート結果を基にしているのか・・・。どちらにしても、人気を反映していることには変わりません。

さて、この順番を見ますと、万年定位置のジャガーやこち亀が中堅どころの人気がありそうだということ、ギャグ漫画や新連載が軒並み低迷してることが分かります。ついこの間も、ギャグ漫画が2つも打ち切られましたが、やはりアンケが反映していたのでしょう・・・個人的にジャンプ系のギャグ漫画が好きなだけに残念なことですが。あと、びびったのは、いちおう連載中のはずのハンター(Hunter×Hunter)が、「デスノート」や「ドラゴンボール」などの連載終了作品よりも後に来ていること・・・。

あ、もちろん、以上のことは、すべて単なる推論にすぎず、中傷とかそういう目的で書いたわけでは一切ありません。

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この記事へのトラックバック

はじめまして。興味深い記事だったので、コメントさせていただきます。私もジャンプには毎週楽しませてもらっているので、こういう話は気になります。
Wikiに書かれている「アンケートの順位は掲載順にそのままの形で現れる」ということはないんじゃないでしょうか?
以前、元ジャンプ編集長の西村繁男氏の著書(タイトルは忘れました、スミマセン…。インタビュー形式の本でした。)の中で、「アンケートの結果がそのまま掲載順に反映されることはない。もしそうだったら、ドラゴンボールは常にトップを飾っていないとおかしいでしょう」という趣旨の発言をされていました。
ですから、アンケートでの人気作品を前半に、あまり人気のない作品は後半に、という程度の区別はしても、アンケートの得票数の多いほうから順に掲載される、ということはないと思いますよ。
また、漫画評論家の夏目房之介さんの、『夏目房之介の「で?」』というブログで、西村氏の発言が紹介されていました。それによると、年齢別、クロス集計など、いろいろなアンケート結果の読み方をしているようです。やはり得票数順に掲載順が決まる、という単純なものではないようです。
自分としては、アンケートはがきだけでなく、インターネット上の評判も参考にしてくれるとうれしいなあ、と思いますが、そうもいかないんでしょうか。

2007.07.04 00:15 URL | #- [ 編集 ]

>訪問者様
丁寧なコメントありがとうございます。

>それによると、年齢別、クロス集計など、いろいろなアンケート結果の読み方をしているようです。

なるほど、分類集計のことが頭になかったです(;^_^A アセアセ ご指摘ありがとうございました。
たしかに、ジャンプ読者層の年齢別の割合が分かっていれば、アンケートの年齢別クロス集計によって、偏りのない結果が得られますね。ギャグ漫画、スポーツ漫画などのカテゴリーごとの分類集計とか。

つまり12歳以下の票にはX%の補正をかけ、20歳以上の票にはY%の補正をかける、というふうにやっていけば、組織票があったとしても、合理的な順位が割り出せると思います。

でも、そうなると、やはり、西村繁男氏のいうとおり、固定的な順位となり、マンネリな誌面ということになりますか^^;

やはり順位の付け方のアルゴリズムはブラックボックスなのでしょうかね。たとえば、Googleなどの検索エンジンも、検索結果の表示順位の決定アルゴリズムは完全に企業秘密です。アメリカの数学やコンピューターのエリートたちが寄って集まって、そのアルゴリズムを作り上げているそうで・・・。


ちなみに、西村繁男氏の著作は、「さらばわが青春の『少年ジャンプ』」というタイトルかと思います。あまり関係ないですけど、劇場版アルカディアは大好きです、はい。


長々とレスして申し訳ありません(ご面倒なようでしたらレス不要です)。

2007.07.04 01:16 URL | 管理人 #JalddpaA [ 編集 ]

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